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ワインのグローバリゼーションはあなたに利点をもたらすのか否か?

                                      Credit : Insight Mine


インターネットが発達してから今日の私達の生活は日に日に早くなってきています。インターネットを通じて何時でもどこでも簡単にたくさんの情報を得ることができるのは非常に便利ですが、同時に電子メールが何時でも追っかけてくる状態です。ワイン業界を含むどんな状況においても世界が小さくなっていると感じていることと思います。

ボルドーやブルゴーニュのような銘醸地からの幾つかのワインは長い歴史の中で他国に輸出されており、それ以外のほとんどのワインというものは長い間地元で消費されてました。今やエトナロッソやリアス・バイシャスのアルバリーニョを疑いもなく香港で飲むことが出来ます。輸送の発達に伴い、かなり遠くで造られた様々なワインを飲む機会があります。これはワイン産業のグローバリゼーションの利点の一つでありますが、ワインそれ自体もグローバリゼーションに損ねられがちで、それはフライング・ワインメーカー、ワインコンサルタント、もしくはワイン評論家達に影響されています。合弁事業、万人受けするワインの製造によりワインの独自性と言うものが最重要視されず、そのようなワイン生産者達はよりビジネス利益に焦点を当てています。明らかにワイン生産はビジネスと関連している故、彼らが利益を得ようと求めるのは理解できるしビジネスを回していく上で非常に重要なことではあるものの、ローカリゼーションーテロワールやスタイルなどを含む独自性のものーは無視されるべきではないと思う。其々の造り手達は美味しくて評判の良いワインを造りたいし、それは非常に健全なことだけれど独自性のないワインは違う国々で食べるマクドナルドのハンバーガーと同じではないのだろうかと思いませんか?

確かに今や親しみやすい(飲みやすいと言ったら良いだろうか)若いボルドーワインを普通に飲むことができます。歴史的にボルドーのワインというものはタンニンが強くて非常にパワフル、だからこそワインは購入後も長い間寝かせる必要がありました。人がワインが熟すのを待たなければならなかったのです。しかしそれはもう過去のことのようです。ミシェル・ロラン氏により提案されたハイパー・オキシデーションと言った醸造技術がワインに柔らかさとしなやかだけれどしっかりした骨格を与え、またそのようなワインは有名なワイン評論家ロバート・パーカー氏により高い点が付けられているのは事実です。ワイン愛好家達は自分でワインを判断することが出来ますが、ワイン初心者たちにとってワインが主観的なものにも関わらず、指針が必要なためパーカーの得点を疑いもなく信用しています。パーカー・ポイントが高いものが必ずしもその人の好みのワインとは確定できないのに。パーカー・ポイントがワインを購入する上で、人々により分かりやすく示したことは間違いのないことですが、あくまで指標であることには変わりません。

様々な観点からワインのグローバリゼーションについてたくさんの意見があり、この”ワインのグローバリゼーション”のテーマは2004年に撮影されたモンドヴィーノからまだなお続いています。非常に物議を醸す論点で、グローバリゼーションとローカリゼーションとの間に賛否両論です。私はお互いのバランス関係が重要だと思います。グローバリゼーションの進み過ぎは画一的になるし、逆に強すぎるローカリゼーションは時代遅れで閉鎖的。良い一例で、EUのワインラベルの法律は世界規模での消費者のためにより簡単にワインを理解するために部分的に修正されました。そのことはワイン生産者達を保護することよりも消費者の目線に焦点を置くことにより昔からの規定から国際的な基準へ合わせる事を意味しています。ワイングローバリゼーションの論争はこれからも続くのでしょう…