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Hong Kong International Top Taster 2016からの反省

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何も手がかりなしでブラインドテイスティングに臨み正しく回答することがどれだけ難しく大変なことだろう?ええ、明らかに非常に難しいです。WSETディプロマUnit3のテイスティングの試験問題では、ワインが涼しい産地のもの、同じ品種でも違う産地もしくは違う品種で同じ産地など分類されています。それでも間違えたりする…

友人と一緒にHong Kong International Top Tasters (HITT) Blind Tasting competition 2016 というテイスティングイベントに参加しました。これは1時間以内に12種類のワインのブドウ品種、産地、ヴィンテージ、価格、香りの特徴をチームで答えること。勿論手がかりは一切なしで、ワインは世界中から選ばれるということだけ。去年のワインリストを参考に、ワイン生産におけるクラッシックな生産地とブドウ品種が選ばれるだろうと予想して挑んだのでした。今年はどうだったか?今年もかなりクラッシックでまた基礎的なものが選ばれていましたが、にも関わらず全て正しく当てることができなかった…以下、当日出された12種類のワインです。

1.  2015 Old Vine Reserve Chenin Blanc, Ken Forrester Vineyards, from Stellenbosch in South Africa
2. 2014 Mâcon-Azé, Domaine de La Garenne, from Mâconnais in Burgundy, France
3. 2011 Pinot Gris Calcaire, Domaine Zind-Humbrecht, from Turckheim in Haut-Rhin, Alsace
4. 2013 Merlot, Chateau Ste Michelle from Columbia Valley in Washington, USA
5. 2012 Marlborough Pinot Noir, Churton, from Marlborough in New Zealand
6. 2005 Gran Reserva 904, La Rioja Alta, from Rioja Alta in Rioja, Spain
7. 2009 Herencia Carmenère, Santa Carolina, from Peumo and Los Lingues in Chile
8. 2012 Old Vine Grenache, Yangarra Estate Vineyard, from McLaren Vale in South Australia
9. 2010 Château Pedesclaux, Cru Classé, from Pauillac in Bordeaux, France
10. 2013 Cayas, Syrah du Valais AOC “Réserve”, Jean-René Germanier from Valais, Switzerland
11. 2014 Gran Reserva Malbec, Finca el Origen from Uco Valley in Mendoza, Argentina
12. 2007 Barbaresco DOCG Pajoré, Rizzi from Barbaresco in Piemonte, Italy

実際フタを開けると、完璧に答えられたものは#3ピノ・グリや#12バルバレスコなど数種。旧世界のクラッシックな地区のものは私達のチームはきちんと知識があったのですが、一方私自身、気付いたことが新世界のカルメネール、グルナッシュ、マルベックの判断が弱いこと。 #7カルメネールや#8グルナッシュの価格は#7が598ドルで#8が500ドル。これらの品種のプレミアラインを試飲していなかったこと、明らかに訓練不足でしたね。ボディーの重量感と控えめなスタイルから旧世界の冷涼から温暖な気候で造られた#10シラーも判断できましたが、頭のなかからすっかりスイスという産地が完全に消えていました。全てのワインは産地やブドウ品種の特徴がよく現れていました。スイスシラーのようにあまり知られていない産地で香港でも見つけるのが難しいもの、だけれど優良なワイン生産地として認識されているものも知っていないといけなかったのですね。ディプロマ試験の後は真剣に勉強を続けていなかったことと好きなワインばかりを飲んでいたこと。トホホ、分かっていたものの世界中からのワインをもっとまんべんなく飲まないといけませんね。

まとめると、手がかり有り無しでもどうやってブラインドテイスティングの技術を上達させることができるのか?答えとしてはテイスティングの訓練と理論の勉強!理論…非常に重要です。ディプロマの試験が終わったら、正直そこまで私は真面目に理論の勉強していませんでしたが、ブラインドテイスティングの状況下において理論は本当に役に立ちます。WSETにしてもその先のマスター・オブ・ワインにしても基本的にワインの勉強の軸は一緒です。先に進みたいがゆえより難しいことをするのですが、もがいてしまう。でもそこで立ち止まり主要なルール”基礎に立ち返り強化する”。理論とテイスティングの二本立てはやっぱり大切。さて、私も一から始めますか。